天井の脱落を防止!耐震天井とは

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耐震天井とは一般的に「パーツの補強、ブレースの設置、クリアランスの確保の3点を考慮し耐震設計された天井」と考えられています。
JACCA耐震天井は上記の3点を考慮し、「国土交通省平成25年告示第771号に基づいた試験データと検証ルートにより耐震設計され、JACCA耐震施工技術者により施工された天井」と定義しています。
 
 
 

1、パーツの補強

 

吊り天井がブランコのように横に揺れると、天井面は壁にぶつかる衝撃で結合部分が変形したり
外れたりすることで天井の落下の危険性が高くなります。
そこで、天井面の結合部分(クリップ、ハンガー、ジョイント等)を補強し緊結します。

 
 
 

2、ブレースの設置

 

吊り天井の横揺れを防ぐために、斜めのブレース材を設置します。
ブレース材は強度検討の上、バランス良く分散して必ずV字型にて配置します。
 
 
 

3、クリアランスの確保

 
天井と壁や設備機器等の間に隙間を設けることで、壁や設備機器等との衝突による天井材の損傷を防ぎます。
建物の揺れ(層間変形)などに追従することが天井に求められるようになっており、ブレースを設置する耐震天井でも、壁と天井との隙間(クリアランス)の確保が求められます。
 
 
 

4、国土交通省平成25年告示第771号に基づいた試験データと設計ルートによる耐震設計と、JACCA耐震施工技術者による正しい耐震施工

 
天井落下の本当の原因は、適切な天井の耐震設計が行われていなかったことがあげられます。
正しく耐震設計されていれば、その要求する強度に見合った耐震部材を使用して、その耐震設計通りに正しく天井を施工することで天井部材の変形、脱落は防ぐことが可能です。
つまり天井を正しく耐震設計し、正しく施工する事が重要なのです。
JACCAでは施工研修会にて正しい耐震施工が出来るJACCA耐震施工技術者を育成しています。
 
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