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JACCA天井耐震診断

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下から見上げて壊れていない天井、落下しなかった天井も天井裏では破損しているケースが多く見受けられます。2016年4月に発生した熊本地震でも大規模空間の天井の脱落が問題となり、特に避難所となる施設の天井が脱落し、防災拠点としての機能が果たせない事例が散見されました。天井が破損していることに気付かず施設を使用し続けていると、地震発生時に天井が落下し避難所としての機能継続や人命保護の役割が果せない危険性が高くなります。人びとのいのちを守り事業継続を推進するためには、天井裏の現状を把握することが最重要です。
 
JACCAの耐震診断報告書には建築基準法第12条で指定されている天井材約20種類を全て調査して報告書に記載します。12条定期点検の補助資料としてJACCAの耐震診断をぜひご活用ください。

 

 JACCA天井耐震診断とは?

 
 
 

1.JACCA天井耐震診断士による調査

 
JACCA天井耐震診断士は、一級・二級建築士、1級・2級建築施工管理技士、技術士のいずれかの資格を持ち、全国にて開催している天井耐震診断士認定講習会を受講し試験に合格した者です。
天井の専門家でなければ破損や変形、緩みを見抜けないケースが 多いため、一般天井の基礎から耐震天井の構造・施工に関する知識が必要です。
 
 
 

2.5つの判断基準に基づいた調査

 

①「国土交通省平成26年告示第1073号(定期調査告示)」との適合性

  建築基準法第12条(定期調査報告制度)に基づいて現在の天井材の腐食、緩み、外れ、欠損、
  たわみ等の状況を調査・判断。
  ※日本建築防災協会「特殊建築物等定期調査報告制度業務基準(H27改訂版)」による目視調査。
 

②「公共建築工事標準仕様書 平成31年版 ※1」との適合性

  天井下地の耐震性を診断する前に天井下地として標準的な仕様との適合性を診断。
  ※1 国交省大臣官房官庁営繕部監修
 

③「国土交通省平成25年告示第771号等」との適合性

  国土交通省平成25年告示第771号等(平成25年8月5日)との適合性を診断。
 

④「文部科学省学校施設における天井等落下防止対策のための手引」との適合性

  学校施設における天井等落下防止対策のための手引(平成25年8月7日)との適合性を診断。
 

⑤「JACCA耐震天井仕様(国土交通省告示第771号対応)※2」との適合性

  JACCAが規定する国土交通省平成25年告示第771号等に適合する耐震天井の仕様に
  沿って、天井下地の耐震性を診断。
  ※2  国土交通省新技術基準(平成25年告示等)に、JACCA独自の実験・研究より得られた知見を
  加えた耐震天井の考え方、及び具体的なJACCA認定耐震天井工法の仕様との適合性
 
 
 

3.キャットウォークまたは点検口より天井裏を目視

 
天井裏を目視するためにはキャットウォークまたは点検口が必要です。
調査方法により費用が異なりますので見積を依頼して頂く際には現状のご確認が必要です。
 
 

 
 
 

4.全50項目のチェックリストと報告書を作成

 
吊り元、吊りボルト、野縁受け、野縁、Tバー(システム天井)、ブレース、クリアランス、開口部等であり、天井材等各部材の接合の状況や変形・錆等の有無など全50項目にて現状確認・測定・写真撮影を行い、チェックリストと報告書を作成いたします。
  

 
 

JACCA天井耐震診断を実施するまでの流れ、見積依頼(無償)等に関してはJACCAホームページをご覧ください。